2018/07/25 Wed,

ローテーターカフ①

こんばんは。AXISの保浦です。

今回は、ローテーターカフの働きについてお話しします。

ローテーターカフは前回もお話ししたように肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋を総称した呼び名となっています。

ローテーターカフは肩関節の内旋、外旋といった動きを司り、また、その薄い腱が上腕骨頭を覆うように停止しているため「回旋筋腱板（かいせんきんけんばん）」と呼ばれることもあります。

ローテーターカフのうち、棘下筋以外の筋肉は深層部にあることからローテーターカフは肩の「インナーマッスル」と呼ばれることがあります。
ではローテーターカフの4つの筋肉の役割を見ていきましょう。

「肩甲下筋」

肩甲下筋は、主に肩関節を内旋させる動作(腕を内に曲げる動き)、肩関節を内転させる動作(腕を下に下げる動き)、肩関節を伸展させる動作(腕を後ろに下げる動き)をサポートしています。あまり知られていない筋肉ですが、肩甲下筋は全身の中でも上位に入るほど大きな部位です。肩関節の動きに対する貢献度は、三角筋に次ぐ第2位の筋肉と言ってもいいくらいの筋肉です。

「棘上筋」

棘上筋は、主に上腕を外転させる動作(腕を上に上げる動き)をサポートしています。上腕の外転には三角筋などの大きな筋肉も関わっているため、棘上筋がメインとして活躍することはありません。上腕の外転は普段あまり行わない動作ですので、トレーニングする際は少しずつ負荷を高めていきましょう。

次回はローテーターカフの働きの続きを紹介したいと思います。

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