今回はSAQトレーニングについてお話しします。

SAQとはスピード、アジリティ、クイックネスの頭文字をとったもので、それぞれの働きは、

speed(スピード):重心移動の速さ

agility(アジリティ):運動時の身体の動きをコントロール

quikness(クイックネス):刺激に反応して速く動き出す

といった働きがあります。そしてこれらをSAQトレーニングで鍛えることによって全体的に素早い動きが可能となります。

SAQトレーニングの目的は、SAQはプロのアスリートだけが必要とするものではなく全てのアスリートが必要とする「ゼネラルスキル」を高めることが目的です。ゼネラルスキルとは競技の専門的スキルの基礎となりSAQトレーニングで向上させることが可能です。

このゼネラルスキルは本来遊び等を介して幼少期に強化されますが、現代のように生活環境が整いすぎてしまうと、幼少期にスキルを強化する機会が少なくなってしまいます。そして、自然に芽生えるはずの俊敏さ、バランス能力、柔軟性などか今は十分に備わっている人が少なくなってきています。そこでSAQを行うことによって、ゼネラルスキルを効率よく、効果的に伸ばし人間か本来持っているはずの能力を最大限に伸ばします。これがSAQトレーニングの目的です。

SAQトレーニングには注意点があります。それはSAQだけではなくウェイトトレーニングも行うということです。ウェイトトレーニングなどで筋力をあげてからSAQでその筋力を発揮することによってよりスピードが高められます。

以上がSAQについてのお話になります。